病院・医療施設の省エネ診断
電気・空調・換気・給湯・ボイラ・ポンプ・デマンドを横断して、医療機能を維持しながら実行できる省エネ対策を整理します。
病院は「止められない」ことを前提に、省エネ余地を探します。
病院では24時間稼働する設備、医療機器、換気・空調、給湯、厨房、ポンプなどが重なります。単純な機器交換だけでなく、診療や療養環境を維持しながら改善できる運用・制御・設備更新を切り分けます。
電力・デマンド
30分最大需要電力、時間帯別負荷、曜日差、契約電力を確認し、ピークの発生要因と抑制余地を整理します。
空調・換気
EHP・中央空調・給排気ファンなどの運転時間、設定、制御、必要換気量を確認し、過剰運転を避けられる範囲を検討します。
給湯・ボイラ・熱源
給湯需要、ボイラ効率、温水系統、熱交換、排熱や未利用熱を確認し、ヒートポンプ化や予熱の可能性を検討します。
ポンプ・ファン
定格容量だけでなく実際の負荷、運転時間、流量・圧力、バルブやダンパ制御を確認し、インバータ化などの適否を判断します。
太陽光・蓄電池
日中負荷、屋根条件、契約電力、BCP上の役割を分け、太陽光単独と蓄電池併設の費用対効果を整理します。
設備更新・補助制度
更新時期と省エネ効果を合わせて検討し、利用可能な補助制度がある場合は対象要件やスケジュールも整理します。
病院の省エネ診断で確認する主な項目
「消費電力が大きい設備」だけでなく、運転時間、負荷の重なり、熱の流れ、更新時期まで見ます。
| 電気料金 | 12か月の使用電力量、最大需要電力、料金メニュー、力率、季節差・曜日差 |
|---|---|
| 空調・換気 | 室外機・空調機・給排気ファンの容量、運転時間、設定温度、制御方法、必要換気条件 |
| 給湯・暖房 | ボイラ・温水ヒーター・貯湯槽・循環ポンプ・熱交換器の系統と運転条件 |
| ポンプ類 | 給水・循環・冷温水ポンプの容量、台数制御、圧力、バルブ開度、インバータの有無 |
| 医療・共用負荷 | CT・MRI等の大型負荷そのものだけでなく、外来・厨房・事務・共用設備との同時稼働を確認 |
| 更新計画 | 老朽化、故障リスク、保守性、省エネ効果、概算投資額、回収年数の優先順位 |
医療現場と電気設備、両方の視点で確認します。
代表は医師として医療現場に携わり、第一種電気主任技術者を保有しています。省エネだけを目的に設備を止めるのではなく、診療・療養環境・安全性を優先しながら、現実的に実行できる改善策を整理します。
設備更新ありきではありません。
契約の見直し、運転時間、設定値、制御、ピークの重なりなど、投資を抑えて改善できる項目から確認します。設備更新が必要な場合は、削減額・概算投資額・回収年数を整理して優先順位を付けます。
病院の省エネ診断の進め方
最初からすべての設備資料が揃っていなくても構いません。分かる範囲から現状を整理します。
ご相談
施設規模、病床数、光熱費の課題、更新予定などを確認します。
資料分析
電気・燃料・水道の請求書、デマンド、設備資料等を確認します。
現地確認
機械室、空調、換気、給湯、ポンプ等を運用を妨げない範囲で確認します。
改善案整理
運用改善、契約見直し、設備更新を分けて削減効果と優先順位を整理します。
実行支援
必要に応じて見積比較、設備仕様、導入後の効果確認まで支援します。
病院の省エネ診断でよくある質問
診療を止めずに診断できますか?
通常は施設運営を継続したまま確認できる範囲を基本とします。停止が必要な測定・確認については、必要性と方法を事前に整理します。
請求書だけでも相談できますか?
可能です。まず12か月程度の電気・燃料・水道の請求書から、季節変動や契約・デマンドの特徴を確認できます。
ボイラからヒートポンプへの更新も検討できますか?
給湯温度、負荷、外気・水熱源条件、既存熱源との組み合わせ、電力デマンドへの影響まで含めて検討します。
北海道の病院にも対応できますか?
札幌市を拠点に北海道内を中心に対応しています。寒冷地では冬季の熱源性能や暖房負荷を含めて評価します。
